妊娠中に飛行機に乗って旅行に行っても大丈夫?胎児への影響は?
妊娠中でも里帰り出産のときや仕事の都合など、様々な理由で飛行機に乗らなければならないこともでてきますよね。
また最近は、マタニティ旅行、略して「マタ旅」も流行しています。
妊娠中は飛行機に乗っても大丈夫なのか?胎児に影響はないのか?
不安になる方も多いと思います。
今回は妊娠中の飛行機への搭乗について調べてみました。
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飛行機に乗ってもいい時期は?
飛行機の利用に最も適している時期は、妊娠12週から28週ごろまで。
初期は流産の危険性が高いため、なるべく安静にしたいところです。
安定期でも、乗る前は一度医師と相談することをおすすめします。
航空会社によっては35週前後から搭乗不可になるところもありますので、必ず事前に確認をしてくださいね。
また出産予定日から28日以内になると、搭乗する際に診断書や同意書といった手続きが必要になることがほとんどです。
また出産7日以内になると、医師の同伴が必要。
里帰りする際は、早めに帰省できるようにするか、1か月前に帰省する場合は別の手段を考えた方がいいかもしれません。
飛行機への搭乗で起こり得るリスクは?
気圧の低下により、耳鳴りや頭痛、息苦しさ、胸の痛みなどが起こる場合があります。
自然と治まることも多いのですが、人によっては危険なチアノーゼを起こしてしまうことがありますので、体調がおかしいと感じたらすぐに周りに知らせましょう。
機内は地上に比べ酸素濃度も80%ほどになるため、胎児にもお母さんにも影響があると言われています。
また飛行機内は温度管理はされているものの、湿度の管理は行われていません。
機内は湿度20%以下とかなり乾燥していますので、インフルエンザや風邪などのウイルスが活発に活動するようになります。
必ずマスクを着用しましょう。
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飛行機に乗る時気を付けることは?
気圧の変化
よく「高度が高い所に袋に入ったスナック菓子を持っていくと、袋がぱんぱんになる」という話を聞きますよね。
これは体も同じ。
胃の中や腸管に溜まったガスが膨張して、お腹や内臓を圧迫し苦しくなってしまうことも。
乗る前は炭酸飲料などは避けるようにしてくださいね。
エコノミー症候群
水分をこまめに摂ったり足の運動をするなどして、血液が滞らないように気をつけましょう。
座席の位置
トイレが近い、通路側の席を取るようにしましょう。
妊娠中はトイレが近くなりますし、万が一悪阻など気分が悪くなってしまった時にも対応できます。
延長ベルトを利用
お腹が大きくシートベルトが難しい時は、延長ベルトを用意してくれるので客室乗務員さんに声をかけてください。
母子手帳や緊急連絡先のメモをもつ
万が一機内で体調を崩してしまった時、すぐに連絡が取れるように、また今の状態が分かるように母子手帳や緊急連絡先を控えたメモを持っていましょう。
保険証や診察券といったものは持っているとは思いますが、出かける前にしっかりと確認しておいてくださいね。
まとめ
子どもが生まれてからではなかなか行けない旅行。
「今のうちにお腹の中の子と一緒に旅行に行っておきたい」
「旅行に行って気分転換をしたい」
そんなときもあると思います。
飛行機だけでなく、旅行の際はできるだけの対策をし、リスクを最小限にまで減らしておきましょう。
お母さんの体が辛いということは、子どもにもそれだけ負担がかかっています。
「気分が悪い」「体調が変だ」と感じたら、我慢せずに同伴の方や客室乗務員の方に伝えるようにしてください。
妊娠中というのは安定期でも体がデリケートな時期。
少しでも自分にも、赤ちゃんにも優しい方法を選んであげたいですね。
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