統合失調症の症状と原因は?診断を受けてしまったときの対処法!

080

約100人に1人がかかると言われている統合失調症。

私の友だちの中にも、まだ10代の内からかかってしまった人がいます。

現代は様々な家庭の事情や、学校・会社でのストレスから精神疾患を発症する人が増加しています。

他人事とは言えなくなってきた昨今、もし自分や家族など身近な人がかかってしまった時、どう対処していけばいいのでしょう?

今回は統合失調症の症状や原因、対処について探っていきます。

sponsored link

統合失調症とは?

いまだに発症の原因が分かっていない、精神疾患の一つです。

2002年までは「精神分裂病」と呼ばれていたのですが、今は「統合失調症」という呼び名で統一されています。

統合失調症は遺伝的な要因もあるものの、一卵性の双子の間でも発症率は50%であったり、母子の関係でも10%であったりと、必ずしも遺伝だけが原因ではないことが分かっています。

進学や就職、結婚など、人生の岐路においての変化が発症のきっかけになっていることは分かっているのですが、あくまでもきっかけに過ぎず、原因ではないと言われています。

精神病の多くがそうなのですが、症状は人により様々で、また同じ人でも時期によって現れる症状はちがってきます。

今回は統合失調症における症状の特徴である「幻覚・妄想」、そして「生活の障害」「病識の障害」の3つに分けて、詳しく説明していきます。

幻覚、妄想の症状

幻覚や妄想というのは、他の精神疾患でも認められる症状。

しかし統合失調症の場合は、ある一定の特徴が見られます。

①幻聴が多い

統合失調症の場合、もっとも多く見られるのが幻聴。

誰もいないのに人の声が聞こえてきたり、別の音に混じって人の声が聞こえてきたり。

内容は「自分を批判する声」「監視する声」「命令する声」が主です。

②被害妄想

被害妄想には4つの種類があります。

・「襲われる」と感じる迫害妄想

・「追われている」と感じる追跡妄想

・「見られている」と感じる注察妄想

・「あいつの行動は俺への当てつけだ」「警告だ」と、周囲の人の行動が自分に関係するものだと感じる関係妄想

これらの①②に共通する特徴は、誰かが自分に対して批判をしたり、何か悪いことをしようとしてくると感じてしまうこと。

つまり、「人間関係」というのが幻覚や妄想の軸となっています。

生活の障害

生活の障害は、陰性症状とも呼ばれ、幻覚や妄想に比べると分かりにくい症状です。

しかし日常において適切な行動ができにくい症状のため、周囲からは誤解されがちになってしまいます。

会話・行動

「話の主旨がずれる」「話題があちこち飛ぶ」「相手の話がよく分からない」「作業ミス」「効率の悪さ」等

他人からは怠けていう誤解を受けてしまうこともありますが、本人にとっては意識していてもうまくできないのです。

感情

統合失調症になると、他人の感情だけでなく自分の感情にも障害が生じ、自分を理解してもらったり、人との交流をすることが難しくなってきます。

自分の感情…「感情の動きが少ない、、表せにくい」「適切な感情がわきにくい」「不安や緊張が強い」等

他人の感情…「相手の表情から感情を理解できない」「誤解してしまう」等

意欲

統合失調症になると、人と関わろうとする意欲がなくなるなど、自閉の傾向が見られることがあります。

また、意欲が出ないため、仕事や勉強に取り掛かれない、部屋が乱雑になっても片付けられない、お風呂や洗面など清潔面も構わなくなるなどといった症状もあります。

病識の障害

病識というのは、自分が障害であるということに自分で気づけるか、認識できるかということです。

統合失調症の場合、ここにも障害が出るため、病気であるということが解らない場合も。

ほとんどの人は「なんとなく気分が違う」「いろんなことを気にしてしまう」ということは自覚できるものの、幻覚などが活発になる急性期はそれが「症状である」とは思えなくなってしまいます。

sponsored link

対処の仕方は?

症状は分かった、でもこれからどう付き合っていけばいいんだろう?

家族も病気の症状、そして辛さを理解する

多くの精神疾患の場合、本人が努力したけれど、努力した結果無理がたたってしまうケースがほとんど。

「怠けてる」「もっとちゃんとやればできるはず」と思われることが一番辛いことであり、症状を進行させてしまいかねません。

まずはどんな症状なのか、どう苦しいのか、ということを理解してもらえるだけでも、本人の苦しさはだいぶ和らぎます

それが快復への一歩であり、一番重要なことです。

家族も共に病院へ行き、家族も治療に携わる。

一緒に病院へ行き、家での様子を伝えたり、どのように接していけばいいかを聞くことはとても大切なこと。

病院で言われたこととちがうことを言われてしまうと、本人はとても戸惑ってしまいます。

また統合失調症は対人関係に対してとても敏感になる病気ですから、身近な人の振る舞いというのはとても気にしています。

身近な人が心配しすぎるのも戸惑いの原因に。

治療の方針をしっかりと理解していくことで、家族にとっても不安や戸惑いが和らぎ、患者さんの快復にも繋がります。

病院を転々と変えない

精神疾患の多くは、治療には時間がかかるものです。

しかし時間をかけ、医師側で患者さんのことや家族のことなど、周囲の環境やこれまでの経過が分かるようになるとよりよい治療法を考えることができます。

何か心配なことや疑問があったらまず主治医に相談し、それでも納得できない、信用できないとなった時はセカンドオピニオンを求めることもできますので、どうしても合わない場合は利用してみましょう。

まとめ

yun_662

身内が精神疾患にかかった時、自分の生活や人生を犠牲にしてしまう人も多く見られます。

献身的に支えていくことは大切ですが、自分を犠牲にした努力は自分を壊してしまいますし、患者さんにとっても負担になってしまいます

まずは自分を大切にすること。

患者さん同様、ご家族だって辛い時は辛いと言っていいんです。

家族会などもありますから、そういった場で話をすることによって辛さがスーッと軽くなる場合があります。

また先輩たちの意見を聞くこともできますので、「どうしたらいいんだろう」と一人で悩まず、是非こういった場を活用してみてください。

sponsored link

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ