赤ちゃんの危険サイン!咳、熱、下痢の症状が出た時の対処法は?
育児をしていれば必ずといってもいいほど起こる、急な発熱や咳、下痢。
最初のうちは戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回はそういった症状が出たとき、
どんな点に注意していけばいいのかを書いていきます。
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咳が出ている時
咳が出ている場合は、まずどんな咳をしているのかに注目してみてください。
・コンコン、という乾いた咳(風邪に多い)
・ゴホンゴホン、という湿った咳
・ケンケン、という犬が吠えるような咳
この中でも特に気を付けたいのは、「ケンケン」という咳です。風邪の後起こることが多く、喉の奥が炎症で腫れ、呼吸困難を起こすこともある危険な咳のため、早めの受診をおすすめします。
また「コンコン」という乾いた咳でも、徐々に湿った咳へと変わったり、熱を伴ったりする場合も急性気管支炎や肺炎が疑われるため注意が必要です。
また、咳が長引いている場合は百日咳も考えられるため、受診してみましょう。
咳によっては止めると良くないものもありますので、まずは受診をおすすめします。
熱が出ている時
高熱の基準は大体37.5℃ですが、赤ちゃんはもともと体温が高いため、37度を超えることもあります。そのため熱の高さだけでなく、全身の様子を見ていきましょう。
・食欲や元気があるかどうか
・発疹が出ていないか
・咳や下痢、また目の充血や耳を痛がるような仕草はないか
これらを踏まえた上で様子がおかしい場合、また汗やおしっこが出ず、ぐったりしているようなら脱水症状が起こっていることもあるので、早急に受診をするようにしてください。
熱が上がりけいれんが起きてしまった場合は、大声で呼びかけたりゆすったりせず、すぐに病院でけいれんが起きた旨を伝えてください。
元気があっても熱がある場合、体温調節が上手にできていない可能性があります。衣服を調節してあげたり、部屋の温度を調節してみたりして様子を見てみましょう。
また眠い時や寝起き、食後、お風呂上りも体温は上がります。
体温計で測るときの注意…耳で測るタイプは実際の体温より高く表示される場合があります。
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下痢をしている時
元々赤ちゃんは便がゆるめ。日ごろからどんな便が出ているかの観察が大切になってきます。
下痢には急性のものと慢性のものがあり、2週間以上続く場合は慢性となります。
急性の下痢は感染性胃腸炎、いわゆる胃腸風邪がメインですが、突発性発疹や中耳炎などでも下痢がでることがあります。
また、抗生物質を飲んでいる時も下痢が出やすいため注意してください。
慢性の下痢が起きる原因としては、母乳を飲んでいることが挙げられます。母乳を飲んでいて便に白いツブツブが見える場合、母乳の中の脂肪分やカルシウムが混じっているだけですので心配はいりません。
しかし注意したいのは、ミルクを飲んでいる子で酸っぱい臭いの便や下痢が続いている場合です。
この場合はミルクに含まれる乳糖が下痢を引き起こしている可能性があるので、一度飲んでいるミルクを確認してみてください。もし乳糖が含まれていたら乳糖が含まれていない別のミルクに替えてみると、症状が改善する場合があります。
まとめ
赤ちゃんの様子は、日ごろからお世話をしているお母さん、お父さんが一番よくご存じのはず。
「おかしいかも」と思った時、
大切なのは全身の様子をよく観察することです。
いつもと違った点はしっかり説明できるようにして、
お医者様に診てもらいましょう。
赤ちゃんはお世話をしてくれる人の気持ちの変化にも敏感です。
焦りすぎてしまうと赤ちゃんも不安になってしまうので、落ち着いて対応できるといいですね。
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